痛みとお風呂について

Q 痛みがある場合、お風呂に入ってもよいのでしょうか?

A 急性期は温めることを控えるべきですが、慢性的な痛みは温めることで痛みが和らぐ傾向があります。痛みは、寒い時の方が強くなり、気温が4度くらいの時が痛みが一番強くなると言われています。ですので、お風呂に入ることで痛みが和らぐのであれば入浴し、痛みが余計にひどくなるのであれば入浴を控えると言った具合に、お身体の状態に合わせて対応なさるとよいでしょう。

※本稿は、外傷を伴わない筋肉や関節の痛みについての見解です。

冷湿布と温湿布の使い方

Q 湿布を使う場合、冷湿布と温湿布のどちらを使えばよいでしょうか?

A 基本的に、どちらも効果は変わりません。

慢性的に痛みがある部位については、原則として冷湿布、温湿布のどちらを用いても効果は変わりません。温湿布には唐辛子エキスが含まれているため温かく感じますが、実際に湿布の温度が高い訳ではありません。同様に、冷湿布にはメンソレータムの成分が含まれているため冷たく感じますが、こちらも温度が低い訳ではありません。

つまり、湿布としての効能自体はどちらも鎮痛・抗炎症を目的とするものですので、効果は基本的に同じと言えます。

急性期の対処

しかし、急性期で炎症が強い場合、唐辛子エキスは炎症を助長する場合がありますので、その際は冷やすことが肝要です。この時は、冷湿布よりも、むしろ氷沈など、直接冷やす方が効果的です。冷やした後に湿布を貼られる場合は冷湿布を使われるとよいでしょう。

膝の水は抜いた方がいいの?

Q膝に水がたまっている場合、水を抜いた方がいいのでしょうか?

A水自体は、痛みがなければ抜く必要はありません。

膝には元々少量の関節液があり、潤滑油のような役割を果たしています。
「膝に水がたまる」と言われる症状の原因としては、関節液が異常に分泌されるというのが最も多くみられます。
関節液が異常に分泌されるのは、炎症が起こっているからですが、その炎症がひどく痛む場合、ヒアルロン酸の注射を打ちます。この時、水を抜かなければヒアルロン酸の濃度が薄くなってしまうため、水を抜いてからヒアルロン酸の注射を打つことが一般的です。
また、水がたまっていると、関節はこわばっていきます。リハビリで膝関節をよく動かせるようにするために水を抜く場合もあります。